Liam Mom's Blog

言葉が遅いってどういうこと?言語が遅いと診断を受けてからの記録です。アメリカ人パパ、日本人ママ、言葉が遅い三歳息子の日常を綴ります。

カウンセリング前① TV時間をカット!

専門士とのカウンセリングまでの2か月の間のことです。

私は「言葉が遅い子供は特にテレビは避けるべき!」という趣旨の記事に

出会いました。

気になって先ほど改めてグーグル先生に聞いてみたんですが

検索上位に出てくる多くの意見は「子供によりけり。その子供に語彙を蓄える準備が器が整っているのなら

テレビから得るものも多い、そうでないならばTVを見せる代わりに人間と

コミュニケーションを取ったほうが有益だ。」というのが主流のようです。 

 

「これを試す価値はある気がする!!」

 これは主人が家にいる時間に限ってのことですが、我が家はテレビがついてる時間が

多いです。私自身は見たいものがなければテレビは消していたいタイプ。

 主人はその逆で特に見たいものがなくともなんとなくテレビを付けていたい人。

TVは必要以上に見せていませんか?という質問も医師からあったことを思い出し

ここはまずやってみよう!と思い立ったのでした。

 

とはいうものの朝30分のセサミストリートだけは見せていました。

しかしその後は寝るまで一切テレビもDVDもなし!家事の合間の時間はほぼ

息子の隣で一緒に遊んだり本を読んでみせたりを続けました。

その生活をカウンセリングがある日までずっと続けたのであります。

仕事から帰ってきてTVをつけてダラーっとしたい主人にもそれを強要。

今思えばよく付き合ってくれたもんだと改めて感謝です。

 

で。その効果はあったのか?いうと、正直無かったんじゃないかな・・

というのが本音・・・・・。

 

この二か月の間に劇的な変化など全く現れず、ただ単に私のストレスが急上昇した

だけでした。目に見えるものではないけれど、子供の頭の中には以前より

断然多い私の言葉が蓄積されたいったのでは?という見方をしようと思えば

それもアリですが、う~ん、どうでしょうか・・・

今タイムマシンであの時期に戻ったら、そこまでしなくてもいいんじゃない?と

自分に言いたいです。例え10分、15分でも「TVに子守りをさせている」程

でなければ問題ないはず。寧ろその僅かな時間にお茶を飲んで一息つくほうが

私に必要だったはずです。

今となっては常にイライラが募らせている自分のことしか思い出せません!

反省、反省!!

 

1歳半検診

1歳半検診ですが、前回の1歳検診を11ヶ月で受けていたので

この検診も正確には1歳5か月での検診となりました。(病院都合です。)

 

前回の検診から約半年。

当時の育児日記を読み返してみると

 

● 夜泣きがほぼ無くなる

● 後ろから名前を呼ぶと振り向く

● 一人で上手に歩ける

 

等々、主な母子手帳上にチェック項目はおおよそクリアしているものの

やっぱり意味のある言葉を話せるには至っていませんでした。

重い気持ちで身体測定を終えると医師から幾つか質問をされました。

ママ、パパ(マミー、ダディ等)は発するのか?

ちょうだい、こっち、あっち、車、等は?

一般的には1歳前後で発するであろう言葉の数々。

息子はどれもでていませんでした。喃語らしきものはあるものの

言葉、というには不明瞭でした。

 

「母親を呼ぶ言葉、マー、ママ―、マンマは赤ちゃんが最も自然に

発しやすい発音なのよ。だから英語だろうが日本だろうが

どこの国でも大概はママという単語は早々に出てくるものという認識がある。

あなた達の家庭が2か国語環境であることも全く関係なく、ね。」

と言われました。そして息子は1歳5か月をすぎるとこだったので

医師としてはもう様子見は終わりです、然るべき対応をしますという事でした。

 

「私は専門家ではないのでこれ以上は言えないけれども、言葉が遅れているのは

明らかなので専門家に会ってください。6か月から9か月の遅れ、とみています。」

 

不安がワーーーッと頭に広がっていきましたよ。え、そんなに???

言葉が遅れている、という事は分かっていたけれど対処に関する知識が

全くなかったので「これからどうなるの??」で頭の中がいっぱいになりました。

この医師が専門士とのカウンセリングをアレンジしてくれたのですが

専門士が多忙ということで予約は2か月先位だったと思います。

 

あと2か月、どうにか突然喋ってくれないかな??

と祈るような気持になっていました。

この検診の後から手が空く時間ができればインターネットで情報収集ばかり

するようになりました。日本からもってきた育児書ももう一度引っ張り出して

発達に関する項目を読み漁るようになったのです。

 

そんな私に「心配しすぎだよ、そんなに心配してもどうにもならない。」と

主人に呆れられてました。普段ならそういう大らかなところが魅力だったのですが

海外暮らしのストレスもたまりまくっていたせいか、なんとなく「私程心配

してないのはなぜ?のんびり構えてこの結果よ!」と心の中でイラっとして

しまう事も多々ありました。これが2か月続きます。

 

 

 私は出産から3歳までは育児日記をずっとつけていました。

今でもよく読み返します。離乳食が終わって夜泣きもなくなってくると

寝る前に一筆、1日の感想、みたいな手記になってしまいましたがやっぱり日記は

後から役に立ちます。特にカウンセラーに会ったりすることが多くなってからは重宝しました。

 

1歳検診後② 

1歳検診後その2です。テレビ番組について。

 

息子は午前中にPBS(アメリカの公共放送サービス)で30分程の幼児番組:

セサミストリートを観るのが好きでした。もうすぐ4歳の今でも時々観てますが

2歳、3歳時程は夢中になって観ている感じはしません。

 

当時のPBSは午前中はほぼキッズ・プログラムで、セサミストリートの他にも

幼児向け番組が充実していましたが、うちの息子が興味を示していたのは

セサミストリートのみ。

機関車トーマスはオープニングの曲だけが好きで、始まりの数分だけはじ~っと

見ていましたがいざ話が始まるとプイッとオモチャで遊び始めたりしていました。

 言葉が理解できていないから物語本体は面白く感じないのでしょうね。

セサミストリートのようにパッパッと次から次へ色々なマペットが出てきて

短いスキットをする中、数字や歌が挟まれる構成のほうが魅力的なんだろうな~と

思いながら息子の横で一緒に観ていました。

 

興味深いのは、2年後経った今になって真面目に観ることもなかった番組の歌を

ハミングしたり、ヤマの繰り返し箇所を鼻歌を歌ったりするんです。

当時は一言も話さないし、歌を歌うことも全くなかったのに。

不思議なものです。

 

話が長くなるのでまた別の記事にしますが

テレビの長時間つけっぱなしはダメ!というのは当然ですが適当な番組と

時間量であれば寧ろ好影響!と私は思っています。そして、ママにも休憩時間が必要。

 

余談ですが、黄昏泣きが酷い時期にトーマスの動画がないかとYouTube

探してみたことがあります。

そうしたら、なんとあのオープニング曲だけを延々と繰り返す動画があったんです。

その動画のコメント欄には「うちの子供はこの曲が大好き!この動画を

見せていればず~っとハッピーよ!作ってくれてありがとう!」というコメントが

沢山ついていたんです。思わず笑ってしまいました。うちの息子も同じでした。

あの曲には子供を強力に惹きつけるものがあるんでしょうね~。

 

あの時に見つけたものと同じものかな?記憶が曖昧ですがこんな感じです。


Thomas and Friends Theme Song 30 minutes